自分のからだを発見する

毎週火曜日の夕方に、スポーツクラブ武庫女でミツヴァテクニック(注1)の指導をしています。
今期は20〜80代の方が受講されていますが、私自身も自分のからだに目を向ける貴重な時間になっています。


クラスの中で、80代の方に hands on (注2)していたら「先生、こんな感覚、初めて感じたわ」と言っていただき、嬉しいような不思議な気持ちになりました。

からだというのは、一人一人の人生、歴史が内包されていて、皺や傷といった外的なもの、そして記憶や感覚といった内的なもの。その全てが私たちの年輪のようなものだと思います。

すごくシンプルですが「あー、なんか生きててよかったなぁ」って、自分のからだを通して感じるような、そんなお手伝いができていたら、とても嬉しいです。

私も、彼女の手を握っていて、自分のからだを垣間見ることができました。
つまり、相手だけでなく、自分にも循環しているということですね。

椅子に座ってお仕事することが多い方は、たまに立ち上がって、んーと伸びをしたり、可能であれば寝転んでみてください(願わくばそのまま寝たいですが...)。背骨を頭から解放してみてください。
立ち仕事が多い方は、たまに足を骨盤幅くらいに開いてしゃがんでみてください。足の裏、足首、股関節、背骨、首、頭をほわほわー、リラックスしてみましょう。
腰痛や肩こりなどが改善されるかもしれません🌟

季節の変わり目、なんとなーくしんどいなーと思ったら、ご飯を食べて、温かくして、ゆっくり寝ましょうー。自分を大事に、秋を楽しみましょうねー🍄

阪神電車の高架下にあるウェルネス館。綺麗なスタジオがありますー。

注1
ミツヴァ・テクニック
1970年代にネヘミヤ・コーヘン氏が「骨盤と背骨の間に働く相互関係=ミツヴァのメカニズム」に着目し編み出した姿勢法。「立つ」「座る」「歩く」というシンプルな動きやエクササイズを繰り返すことによって、必要最低限の筋肉緊張の度合いを身につけ、自分自身で調整を繰り返していくように促していきます。


注2
Hands on
指導者が両手を使って生徒のからだの使い方を調整、誘導し、動きを確認すること。